初心者が知っておきたいFX用語集

FX ≪基礎編≫

金融業界では専門用語が多いですが、FXにおいても同様に専門用語が多々あります。そこで、FX初心者が最低限これだけは知っておくべきだというFX用語集を作成しました。他にも覚えるべきことはたくさんありますが、まずは下記で紹介する基本用語を覚えることから始めましょう。

取引に必要なFX用語

まずは、FXの取引時に必要となる用語から確認しましょう。

pips

pipsとはFXで使用される「単位」のことで、様々な通貨ペアの価格変動を共通の単位として表すことが出来ます。たとえば、クロス円(=日本円と他国間の通貨ペア)の場合は、0.01円を1pipsとして考えるため、ドル円が105.500円から105.532円に変動した場合、0.32円=3.2pips動いたこととなります。

【クロス円の場合】
100pips = 1円
10pips = 0.1円
1pips = 0.01円

次に、ドルストレート(=米ドルと他国間の通貨ペア)の場合は。0.0001ドルを1pipsをして考えるため、ユーロドルが1.18100から1.18048に変動した場合、0.0052ドル=5.2pips変動したことになります。

【ドルストレートの場合】
100pips = 0.01ドル
10pips = 0.001ドル
1pips = 0.0001ドル

ドルストレートの場合がイメージしづらいかもしれませんが、クロス円やドルストレートなどの通貨ペアは共通で6桁で表示されるいため、そこまで抵抗することなく覚えられると思います。〇〇「銭」や〇〇「ドル」の方がなじみのある言葉かもしれませんが、FXに慣れるためには、「pips」という単位に慣れるように取引をしていきましょう。

BID/ASK

BID/ASKとは為替レートのことで、BIDは「売値」を表し、ASKは「買値」を表しています。一つのモノに二つの価格があることに慣れない方も多いかもしれませんが、為替レートには二つの価格があり、売りでエントリーする時には「BID」の価格、買いでエントリーする時には「ASK」の価格で取引されることを覚えておきましょう。

スプレッド

スプレッドとは、前項で紹介した「BID」と「ASK」の価格差のことで、言ってしまえばFX会社に支払うコストのことです。つまり、FXにおいて買いでエントリーした瞬間に売りで決済したとしても、スプレッド分の損をするということです。スプレッドは通貨ペアによって異なりますが、FX会社によっても異なるので、取引目的の通貨ペアのスプレッドがどれくらいかは、FX口座を開設する前に確認しておきたいポイントの一つです。

lot

lotとは「取引通貨単位」を表す言葉で、「1lot」=「1万通貨」です。しかし、FX会社によって「lot」のサイズが異なることが多いので、初心者の方は「通貨」という単位で覚えていれば問題ないと思います。ここで、参考までに先ほどご紹介した「pips」と「通貨」でどれくらいの価格差になるか紹介します。

1,000通貨の取引で10pips変動した場合:100円
10,000通貨の取引で10pipsの変動した場合:1,000円
10,000通貨の取引で100pipsの変動した場合:10,000円

なお、クロス円の場合には上記のような価格差になりますが、ドルストレートの場合には、その時のドル価格によって損益が変化するので注意が必要です。

スワップ

スワップとは簡単に言うと、ポジションを保有すると発生する「利息」です。FXは二国間の通貨の一方を売り、一方の通貨を買う取引です。そして、各国の通貨には政策金利によって金利が決まっており、FX取引により、売る通貨と買う通貨間に金利差が生まれます。

例えば、金利の高い通貨であるメキシコペソを買い、金利の低い通貨である日本円を売る取引で考えます。2020年9月現在の両国の政策金利は、前者が6.50%、後者が-0.10%で、金利差が6.60%あることがわかります。つまり、メキシコペソ円を「買う」ことで、その金利差である年利6.60%(=日利0.018%)分のスワップがプラスでつくのです。※

※厳密な計算は異なりますが、このような考え方をすると覚えておきましょう。

なお、スワップはFX会社によって異なるので、どの通貨ペアがどのくらいのスワップがつくのかは各自のFX会社で確認してみましょう。また、スワップが付くタイミングはNY市場の終わり=日本時間早朝であることも踏まえておきましょう。

ポジション

ポジションとは、エントリーをして決済せずに保有している状態を指します。例えば、ドル円を1万通貨「買い」でエントリーして、決済せずに保有している場合には、ドル円の買いポジションが1万通貨あることとなります。

証拠金

証拠金とは、FX取引に必要な元本を表します。FXでは取引をするために、通貨ペアごとに「必要証拠金」が定められており、その金額がFX口座に入金されている状態でなければ、取引をすることが出来ません。

注文時に必要なFX用語

注文する際に最低限必要なFX用語は下記の通りです。

成行注文

成行注文とは、取引を行うときに値段を指定せずに注文することをいいます。なお、FXでは秒単位で為替レートが変動するので、自分が成行注文した瞬間に想定外の変動をして、思った価格でのエントリーできないことがあります。そのようなことを防ぐために、FX会社によっては、為替変動による誤差をいくらまで許容するかを設定する「スリッページ」という設定もあります。

指値注文

指値注文とは、取引を行うときに値段を指定して注文することをいいます。使う場面としては大きく二つで、新規でエントリーする際に価格を指定して注文する「指値注文」と、決済時にポジションを手仕舞うために注文する「指値注文」があります。

前者は現在より安い価格まで下落したら「買い指値」、もしくは現在より高い価格まで上昇したら「売り指値」といったように注文を入れておくことで、その価格まで到達したときに自動で注文をしてくれる仕組みです。

後者は基本的に利確するための使われる注文で、買いポジションが現在より高い価格まで上昇したら「売り指値」で決済、売りポジションが現在より低い価格まで下落したら「買い指値」で決済といったように注文をすることができます。

逆指値注文

逆指値注文とは、取引を行うときに値段を指定して注文することをいいますが、指値注文とは違った特徴があります。指値注文では、値下がり時に「買い注文」の値段を指定する時に使いましたが、逆指値では値下がり時に「売り注文」をいれること、また、値上がり時に「買い注文」をいれる時に使用する注文方法です。

この特徴から、逆指値注文は損切決済をするために使用されます。なぜなら、買いポジションで一定金額まで下落した場合に「売り注文」を、売りポジションで一定金額まで上昇したら「買い注文」を入れ、損失をそれ以上拡大させないように使用するためです。指値注文や逆指値注文は慣れるまで大変かもしれませんが、実際に取引をする際に利確や損切の設定は重要ですので、しっかりと指値・逆指値注文を使えるようにしておきましょう。

チャートに関するFX用語

チャートはFXに限らず株式投資などでもありますが、どのように見るのか覚えておきましょう。

チャート

チャートとは、為替レートの値動きを価格をY軸と時間をX軸としてグラフにしたものです。チャートにはいくつか種類がありますが、一般的には「ローソク足」で表されることが多いです。

ローソク足

ローソク足とは、一定の時間内の4つの値を表したものです。この4つの値を「四本値」といい、「四本値」とは「始値」「終値」「高値」「安値」を表しています。また、チャートの時間軸が1時間の場合は、チャートに表示されている一本のローソクを「1時間足」といい、そのローソクを見れば、一時間のうちの四本値が一目でわかるようになっています。なお、そのローソク足の始値よりも終値の方が高い場合には「陽線」、始値よりも終値の方が低い場合には「陰線」といいます。

FX口座の設定に関するFX用語

口座開設や設定の際に出てくる用語は下記の通りです。

レバレッジ

レバレッジとは、少ない資金で取引を可能にする仕組みで、日本国内のFX口座では最大25倍に規制されています。たとえば、レバレッジ25倍の場合には、口座に入金されている金額の25倍の金額を証拠金として取引が可能になります。つまり、口座に5万円入金した場合には、125万円(5万円 × 25倍)で購入可能な金額まで取引ができるということであり、2020年9月現在であれば、ドル円でいうと1万通貨以上の取引が可能です。

ロスカット

ロスカットとは、一定額の含み損を抱えた場合に強制決済をする仕組みです。もしこの仕組みがなければ、FX口座に入金されている金額以上の損失を抱える可能性があります。しかし、ロスカットが「50%」と設定されている場合には、証拠金維持率が50%を下回った場合に強制されます。そして、証拠金維持率は以下の算式で求めることが出来ます。

証拠金維持率 = 有効証拠金 ÷ 必要証拠金 × 100

しかし、本来損切とは自分自身で損切りの設定や決済をするものですので、ロスカットはあくまで最後の命綱であるという認識を持っておきましょう。

まとめ

これまでFXで最低限覚えておきたい用語集をご紹介しましたが、上記で紹介したものはあくまで一部分にしか過ぎません。しかし、まずは基礎を覚えることが重要ですので、紹介したFX用語は最低でも理解しておきましょう。

タイトルとURLをコピーしました