FXでPDCAを回すことの重要性

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PDCAを回すという概念はビジネスシーンでは当たり前の考え方ですが、FXにおいても例外ではありません。そこで今回はFXにおいて、PDCAを回す重要性について解説していきます。

PDCAとは

そもそもPDCAとは下記*1の英単語の頭文字を取って表される言葉です。

  1. Plan(計画):従来の実績や将来の予測などをもとにして業務計画を作成する。
  2. Do(実行):計画に沿って業務を行う。
  3. Check(評価):業務の実施が計画に沿っているかどうかを評価する。
  4. Act(改善):実施が計画に沿っていない部分を調べて改善をする。

また、PDCAの考え方は「この4段階を順次行って1周したら、最後のActを次のPDCAサイクルにつなげ、螺旋を描くように1周ごとに各段階のレベルを向上(スパイラルアップ、spiral up)させて、継続的に業務を改善する*2」でというものです。

これらのことから運用成績を安定させなければならないFX取引においても重要な考え方であることがわかります。

※1,2wikipedia 「PDCAサイクル」 概要より引用

FXにおいてのPDCA

一般的なPDCAは上述の通りとなりますが、FXにおいてこのサイクルを当てはめると下記の通りとなります。

  1. Plan(計画):トレード戦略を立てる
  2. Do(実行):エントリー・決済をする
  3. Check(評価):取引を評価する
  4. Act(改善):取引の課題を調べて改善をする。

Plan(計画):トレード戦略を立てる

トレード戦略を立てる上で最も重要なことは、その取引を繰り返せば繰り返すほど、利益が出るのかどうかです。通常は勝率が高ければ良いと考えがちですが、いくら勝率が高かったとしても、一取引の利益に対して一取引の損失があまりに多いようでは最終的には損失となってしまいます。つまり、勝率と損益から総合的に勝てるかどうかを考えていく必要があります。

また、トレード戦略を立てる際に、FX初心者の方はシンプルなものから入るといいでしょう。有名トレーダーの方の中には珍しいテクニカル指標で取引をしている方もいますが、まずは自分が理解できるテクニカル指標を見てみるといいと思います。例えば、私が使用している「移動平均線(MA)」は、指定した期間の平均値が表示されるポピュラーなテクニカル指標の一つです。

テクニカル指標を使った取引として移動平均線を使用する場合には、「短期線が中期線を上抜いたら買いでエントリーする」や「上昇トレンド中に短期線にタッチしたら買いでエントリーする」など様々な方法があります。とはいっても、トレード戦略を立てることに正解はないので、まずはそのトレード戦略で期待できる利益がどれくらいなのか、過去のチャートを振り返って検証してみることがいいでしょう。

Do(実行):エントリー・決済をする

トレード戦略を立てたら、実際にその戦略に基づいて取引をしてみます。ただし、注意して欲しいことは、FX初心者の方は初めからお金をかけての取引はしないでください。検証も不十分、どうなるか分からない取引はただのギャンブルです。初心者の方の場合、まずは自分が立てたトレード戦略に基づいて、過去のチャートパターンでどのような結果が得られるのかを調べてみましょう。なお、最初は通貨ペアや時間足は気にせず、チャートとローソク足のがどのような動きをしているのかを見て相場に慣れることが重要となります。

また、FX会社によってはデモトレードが出来る口座が用意されていることもあるため、FX取引の操作に慣れるために使用してみるというのも一つの手でしょう。デモ口座での取引や、過去のチャートパターンから十分に勝ち続けられると決心がついたら、自分が立てたトレード戦略で実際に取引を開始してみましょう。

Check(評価):取引を評価する

自分の立てたトレード戦略の下で実際に取引をしてみたら必ずその結果を振り返りましょう。取引を振り返る上で重要なポイントは下記の点となります。

  1. 通貨ペア
  2. 約定・決済日時
  3. 買い or 売り
  4. 通貨数(lot
  5. 約定・決済レート
  6. 損益(pips損益)
  7. 新規ポジションを取った理由
  8. 決済をした理由
  9. 考察

これを見てこんなに記録する必要があるのかと感じたでしょうか。しかし、いずれの項目も取引をする上で重要な項目ですので、必ず記録を付けるようにしましょう。記録媒体については、紙で付けている方もいれば私のようにアプリ上で付けている人もいますので、自分の好みで決めてしまっていいと思います。ちなみに私はFXトレード記録を使っており、上記項目を網羅できるのでおすすめです。

参考までに私が実際に取引した記録を記載します。

  1. 通貨ペア:ドル円
  2. 約定日時:9/1 17:05・決済日時:9/3 0:17
  3. 買い
  4. 3万通貨(0.3lot)
  5. 約定レート:105.737・決済レート:106.125
  6. 損益:11,640円(38.7pips)
  7. 8/28安値105.189~8/31高値106.074のフィボナッチ50% & 平均線(中期線)のサポート
  8. 逆指値トレールによる決済
  9. 目標値である106.450到達前に逆指値にかかって決済してしまったことが失敗。なお、翌9/3 19時に目標値を達成

あくまで参考ですので、自分なりにやりやすい形で記録を付けてみましょう。たとえ損失の記録であったとしても、記録を付けることで取引の反省から必ず次の取引に繋げることができます。最初は面倒くさいと感じてしまうかもしれませんが、記録を付ける習慣をつけましょう。

Act(改善):取引の課題を調べて改善をする

Check(評価)の段階で記録を付けることにより、次の取引にどのような改善をすべきか考えることが出来ます。たとえば前述した私の取引では、トレール(損切ラインを上げる)することで決済をすることとなりました。これは就寝時に意識されるポイントまで逆指値を上げることによって決済した形でしたので、しょうがないといえばしょうがないですが、本来であれば就寝前に決済するか、損切ラインをここまで上げる必要はなかったという考え方ができます。

こうした経験を積み重ねると、こうなった時にはこうなることが多かった、というような自分の中でのパターンが増えていくこととなり、自ずと柔軟な立ち回りが可能になっていくでしょう。他にも最初のころは「感情的にナンピンしてしまった」「損切ラインをずらして損失を拡大してしまった」などのタブーとされるミスをしてしまうかもしれません。しかし、記録を付けていくとこのような行動が結果として良くないということが身に染みてわかると思います。

このように改善を繰り返すことで、自分にとってストレスの少ない自分オリジナルのトレードスタイルが徐々に決まっていくと思います。そして、Planに戻って計画、実行、評価、改善と再び進めていく、というように自分自身のスタイルを確立していきましょう。

まとめ

これまでFXにおいてPDCAがどのようなものか述べてきました。この記事を読んで、PDCAを回すことが自分にとってのトレードスタイルを決定する一番の近道であるという重要性に気づいて頂ければ幸いです。世の中にはこの手法なら絶対に勝てると謳ったり、詐欺まがいの投資サロンなどもありますが、必勝法などという「聖杯」は存在せず、自分自身で考えて作るべきものだと私は思います。何事もコツコツと地道な努力を続けることで大きな成長に繋がるものです。目先の利益や楽な道に流れるのではなく、FX取引にしっかりと向き合い、一歩一歩着実に前に進んでいきましょう。

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