今週の発表予定の経済指標や先週までのチャート分析は以下の通りです。
2月8日~12日の主な経済指標
2月8日~12日に発表予定の重要度の高い経済指標(★★★)*は下記の通りです。
日付 | 時間 | 国 | 経済指標 | 重要度 |
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2/10 | 22時30分 | 米 | 1月 消費者物価指数(CPI) | ★★★ |
2/10 | 28時00分 | 米 | パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長、発言 | ★★★ |
2/12 | 16時00分 | 英 | 12月 月次国内総生産(GDP)/td> | ★★★ |
2/12 | 16時00分 | 英 | 10-12月期 四半期国内総生産(GDP、速報値) | ★★★ |
環境認識(週足)
米ドル/円
米ドル/円の週足チャートは下記画像の通りです。
米ドル/円の週足は2日連続の陽線を付けており、上ひげながらも明確に移動平均線の中期線を越えてクローズしています。直近の動きから短期線やMACD、RSIも上向きに変化しており、長く続いていたドル安トレンドに変化が生じています。
一方で、移動平均線の位置関係は引き続き下降トレンドを示唆しており、現在価格は長期線の下に位置していることから、上値の目途は移動平均線の長期線の位置する106.1円までを想定して取引に臨みたいところです。
ユーロ/米ドル
ユーロ/米ドルの週足チャートは下記画像の通りです。
ユーロ/米ドルの週足は2週連続の陰線を付けており、週末に下げ渋ったとはいえ短期線を下抜いてクローズしています。直近の動きからMACD、RSIともにダイバージェンスが発生しつつ下向きに変化しており、昨年から続いていた上昇トレンドに変化する可能性があります。
一方で、移動平均線の位置関係は上昇トレンドを示唆していることや、一度中期線でサポートされているため、下方向へ強いバイアスがかからないようには注意が必要でしょう。これらのことから想定レンジは先週末付けた1.19500から戻り高値である1.21700とします。
ポンド/米ドル
ポンド/米ドルの週足チャートは下記画像の通りです。
ポンド/米ドルの週足は下ひげの長い小幅な陽線を付けて、すべての移動平均線の上に位置してクローズしています。トレンドが強くないながらも13週連続で短期線を割ることなく上昇しており、明確に上昇トレンドを示唆しています。
下値の堅さを具現している一方で、上値も重たく積極的にエントリーはしづらい展開となっていることから、しっかりと押し目を待ってのロングエントリーが基本スタンスとなるでしょう。これらのことから想定レンジは短期線の位置する1.35000から次の大台である1.38000とします。
豪ドル/米ドル
豪ドル/米ドルの週足チャートは下記画像の通りです。
豪ドル/米ドルの週足は下ひげ陽線を付けて、移動平均線の短期線にサポートされる形でクローズしています。直近は上値の重たさも見て取れましたが、ポンド/米ドルと同様に13週連続で短期線を割ることなく上昇しており、明確に上昇トレンドを示唆しています。
一方で、直近は上値の重たさを具現しているほか、MACDのヒストグラムが下降し、デッドクロスしてもおかしくない展開となっており、高値圏でのロングエントリーは慎重に行いたいところです。これらのことから想定レンジは短期線の位置する0.75600から直近の高値圏である0.78000とします。