本日のドル円とユーロドルの為替相場の見通しは以下の通りです。なお、使用しているチャート内のチャネルラインは、赤チャネルが週足で意識されるライン、黄チャネルが日足で意識されるライン、緑チャネルがそれ以下の足で意識されるラインです。
12月2日の経済指標
本日発表予定の経済指標*は下記画像の通りです。
また、本日特に重要度の高い経済指標は下記の通りですので、下記時間帯の取引には注意しましょう。
- 09時30分:豪 – 7-9月期 四半期国内総生産(GDP)
- 22時15分:米 – 11月 ADP雇用統計 [前月比]
- 24時00分:米 – パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長、発言
ドル円相場の見通し(12月2日)
環境認識
ドル円の日足と4時間足のチャートは下記画像の通りとなっています。
4時間足&日足
また、テクニカル指標からわかる方向感は下記の通りです。
トレンドの向き | トレンドの強さ | |
---|---|---|
4時間足 | → | 中立 |
日足 | ↓ | 弱い |
ドル円の日足は引き続きの下降トレンドとなっていますが、強いトレンドではなく、引き続きボラティリティの小さいジリ下げの展開となっています。また、昨日の終値は日足レベルでも意識されるチャネル下限からやや反発後の十字線となっており、本日どちらに動くかが一つのポイントとなりそうです。
ドル円の4時間足はチャネル内への回帰後は方向感なく推移しています。移動平均線の上には位置していますが、チャネル内の半ばであり、方向感は中立と言えるでしょう。
トレード戦略
ドル円の1時間足のチャートは下記画像の通りとなっています。
1時間足
昨日のドル円は終始方向感なく推移しており、値幅もひげレベルで40pips程度の小さいボラティリティとなっています。現在はチャネル内半ばに位置しているため、下記のような戦略で取引に臨みたいところです。
【ロング戦略】
104~104.1円でエントリーし、ストップはチャネル割れの水準である103.9円、イグジットは104.5円や104.8円円など
【ショート戦略】
104.7~104.8円でエントリーし、ストップはチャネル超えの水準である104.9円、イグジットは104.4円や104円など
ユーロドル相場の見通し(12月2日)
環境認識
ユーロドルの日足と4時間足のチャートは下記画像の通りとなっています。
4時間足&日足
また、テクニカル指標からわかる方向感は下記の通りです。
トレンドの向き | トレンドの強さ | |
---|---|---|
4時間足 | ↑ | 強い |
日足 | ↑ | 強い |
ユーロドルの日足は引き続き上昇トレンドとなっており、昨日は一昨日の陰線を大幅に更新する陽線となりました。昨日の値動きから強い上昇トレンドを示唆するような形となっており、押し目買いが基本スタンスとなりそうです。
ユーロドルの4時間足も日足と同様に強い上昇トレンドとなっており、チャネルを大きく上抜いています。押し目なく急上昇しているためやや過熱感がありますが、直近は低ボラティリティで推移していたため、更に上値を拡大することも考えられます。
トレード戦略
ユーロドルの1時間足のチャートは下記画像の通りとなっています。
1時間足
昨日のユーロドルは東京市場とロンドン市場でじり高で継続する流れとなり、NY市場では更に上値を拡大する動きが強くなり、1.20700でクローズしています。長期的に抵抗線となっていた1.20000を大きく上抜ける形となっているため、今後もこの勢いが継続するかがポイントとなるでしょう。これらのことから下記のような戦略で取引に臨みたいところです。
【ロング戦略】
赤チャネル反発確認後(1.20100)でエントリーし、ストップはチャネル割れ(1.19900)、イグジットは直近高値である1.20700や大台である1.21000
【ショート戦略】
チャネル割れ(1.20700)でエントリーし、ストップはチャネル越え(1.20900)、イグジットは赤チャネルである1.20100