本日のドル円とユーロドルの為替相場の見通しは以下の通りです。なお、使用しているチャート内のチャネルラインは、赤チャネルが週足、黄チャネルが日足、緑チャネルがそれ以下の足で意識されるラインを表しています。
12月8日の経済指標
本日発表予定の経済指標*は下記画像の通りです。
また、本日特に重要度の高い経済指標は下記の通りとなるので、下記時間帯の取引には注意しましょう。
- 08時50分:日 – 7-9月期 四半期実質国内総生産(GDP、改定値)
- 19時00分:EU – 7-9月期 四半期域内総生産(GDP、確定値)
ドル円相場の見通し(12月8日)
環境認識
ドル円の日足と4時間足のチャートは下記画像の通りとなっています。
4時間足&日足
また、テクニカル指標からわかる方向感は下記の通りです。
トレンドの向き | トレンドの強さ | |
---|---|---|
4時間足 | ↓/→ | 弱い/中立 |
日足 | ↓ | 弱い |
ドル円の日足は引き続きの下降トレンドとなっていますが、下にも上にも動きづらい状況が続いており、昨日は小幅な十字線にて引けています。直近の動きから、ボラティリティは大きくないものの、ジリ下げの展開が続くように見えます。
ドル円の4時間足は方向感のない展開が続いていますが、やや下方優位の展開となっています。目先のポイントは、上方に位置する緑チャネルや、下方に位置する黄チャネルを抜けることですが、大きな材料がない限りはどちらにも動きづらい展開が続きそうです。
トレード戦略
ドル円の1時間足のチャートは下記画像の通りとなっています。
1時間足
昨日のドル円は東京市場の中盤からロンドン市場の入りにかけて上昇した後、ロンドン市場の後半からNY市場にかけて下降し、行って来いの展開となりました。これらの展開から、移動平均線も明確なトレンドを示唆していないため、目線は中立として下記のような戦略で取引に臨みたいところです。
【ロング戦略】
下方黄チャネル反発後の103.7~103.8円でエントリーし、ストップはチャネル下の103.6円、イグジットは緑チャネルの104.1~104.2円
【ショート戦略】
上方緑チャネル反発後の104.1~104.2円でエントリーし、ストップはチャネル超えの水準である104.3円、イグジットは103.7円
ユーロドル相場の見通し(12月8日)
環境認識
ユーロドルの日足と4時間足のチャートは下記画像の通りとなっています。
4時間足&日足
また、テクニカル指標からわかる方向感は下記の通りです。
トレンドの向き | トレンドの強さ | |
---|---|---|
4時間足 | ↑ | やや強い |
日足 | ↑ | 強い |
ユーロドルの日足は引き続き上昇トレンドとなっていますが、二日続けて上ひげを付ける陰線となっており、目先は上値の固さを具現する形となっています。押し目買いが基本スタンスですが、一時的に下げる可能性を踏まえての戦略が必要となるでしょう。
ユーロドルの4時間足も日足と同様に上昇トレンドとなっていますが、昨日は直近高値の1.21700~1.21800の更新に失敗する形となっており、上値の更新のハードルが上がったように見えます。
トレード戦略
ユーロドルの1時間足のチャートは下記画像の通りとなっています。
1時間足
昨日のユーロドルはロンドン市場の入りで1.20800まで一時値を下げたものの、NY市場では1.21600まで上値を広げましたが、その後はジリ下げの展開となり、1.21100付近でクローズしています。長期的に抵抗線となっていた1.20000を大きく上抜けた後も高値圏を維持していますが、目先はやや上値の重たい展開が続いていることから、目線を中立として下記のような戦略で取引に臨みたいところです。
【ロング戦略】
赤~黄チャネル反発後の1.20000~1.20200でエントリーし、ストップはチャネル割れ1.20900、イグジットは直近高値である1.21500~1.21600
【ショート戦略】
緑チャネル反発後の1.21400でエントリーし、ストップはチャネル越え1.21600、イグジットは赤~黄チャネルである1.20000~1.20200