本日のドル円とユーロドルの為替相場の見通しは以下の通りです。なお、使用しているチャート内のチャネルラインは、赤チャネルが週足、黄チャネルが日足、緑チャネルがそれ以下の足で意識されるラインを表しています。
12月9日の経済指標
本日発表予定の経済指標*は下記画像の通りです。
また、本日特に重要度の高い経済指標は下記の通りとなるので、下記時間帯の取引には注意しましょう。
- 24時00分:加 –カナダ銀行 政策金利
ドル円相場の見通し(12月9日)
環境認識
ドル円の日足と4時間足のチャートは下記画像の通りとなっています。
4時間足&日足
また、テクニカル指標からわかる方向感は下記の通りです。
トレンドの向き | トレンドの強さ | |
---|---|---|
4時間足 | → | 中立 |
日足 | ↓ | 弱い |
ドル円の日足は引き続きの下降トレンドとなっていますが、下にも上にも動きづらい状況が続いており、昨日は小幅な値動きに終始しています。直近の動きから、ボラティリティの小さいジリ下げの展開が続くように見えます。
ドル円の4時間足は方向感のない展開が続いており、目先の値動きでやや下げ渋る展開を見せており、中立商状と言えるでしょう。目先のポイントは、上方に位置する緑チャネルや、下方に位置する黄チャネルを抜けることですが、大きな材料がない限りはどちらにも動きづらい展開が続きそうです。
トレード戦略
ドル円の1時間足のチャートは下記画像の通りとなっています。
1時間足
昨日のドル円は一日を通してジリ高の展開となりました。移動平均線も同様にトレンドレスの商状となっており、直近の値動きで緑チャネルに接近していることから、目線は中立として下記のような戦略で取引に臨みたいところです。
【ロング戦略】
上方緑チャネルブレイク後の104.2~104.3円でエントリーし、ストップはチャネル下の104円、イグジットは上方黄チャネルの104.6~104.7円
【ショート戦略】
上方緑チャネル反発後の104.1~104.2円でエントリーし、ストップはチャネル超えの水準である104.3円、イグジットは下方黄チャネルの103.7円
ユーロドル相場の見通し(12月9日)
環境認識
ユーロドルの日足と4時間足のチャートは下記画像の通りとなっています。
4時間足&日足
また、テクニカル指標からわかる方向感は下記の通りです。
トレンドの向き | トレンドの強さ | |
---|---|---|
4時間足 | ↑ | やや強い |
日足 | ↑ | 強い |
ユーロドルの日足は引き続き上昇トレンドとなっていますが、三日続けて上ひげを付ける陰線となっており、目先は上値の重さを具現する形となっています。日足の形からは押し目買いが基本スタンスですが、一時的に下げる可能性を踏まえて押し目を待ってのエントリーとするといいでしょう。
ユーロドルの4時間足も日足と同様に上昇トレンドとなっていますが、昨日は1.21400の更新に失敗する形となっており、更なる上値更新のハードルが上がったように見えます。
トレード戦略
ユーロドルの1時間足のチャートは下記画像の通りとなっています。
1時間足
昨日のユーロドルはロンドン市場で上値の更新にトライしましたが、値を伸ばすことが出来ず、その後のNY市場でジリ下げの展開となり、1.21000付近でクローズしています。長期的に抵抗線となっていた1.20000を大きく上抜けた後も高値圏を維持していますが、目先はやや上値の重たい展開が続いていることから、目線を中立として下記のような戦略で取引に臨みたいところです。
【ロング戦略】
下方緑チャネル反発後の1.21000でエントリーし、ストップはチャネル割れ1.20800、イグジットは直近高値である1.21300~1.21400
【ショート戦略】
下方緑チャネルブレイク後の1.20900でエントリーし、ストップはチャネル越え1.21100、イグジットは更に下方の緑チャネルである1.20600や黄チャネル1.20200