本日のドル円とユーロドルの為替相場の見通しは以下の通りです。なお、使用しているチャート内のチャネルラインは、赤チャネルが週足、黄チャネルが日足、緑チャネルがそれ以下の足で意識されるラインを表しています。
12月10日の経済指標
本日発表予定の経済指標*は下記画像の通りです。
また、本日特に重要度の高い経済指標は下記の通りとなるので、下記時間帯の取引には注意しましょう。
その他五十日であることや、ユーロが大きく動く可能性のあるラガルド総裁の発言には要注意です。
- 16時00分:英 – 10月 月次国内総生産(GDP) [前月比]
- 21時45分:EU – 欧州中央銀行(ECB)政策金利
- 22時30分:EU – ラガルド欧州中央銀行(ECB)総裁、定例記者会見
- 22時30分:米 – 11月 消費者物価指数(CPI)
ドル円相場の見通し(12月10日)
環境認識
ドル円の日足と4時間足のチャートは下記画像の通りとなっています。
4時間足&日足
また、テクニカル指標からわかる方向感は下記の通りです。
トレンドの向き | トレンドの強さ | |
---|---|---|
4時間足 | → | 中立 |
日足 | ↓ | 弱い |
ドル円の日足は引き続きの下降トレンドとなっていますが、下にも上にも動きづらい状況が続いており、昨日は小幅な十字線となっています。直近の動きから、ボラティリティの小さいジリ下げの展開が続くように見えますが、ショートで入りづらい価格に位置しています。
ドル円の4時間足は方向感のない展開が続いており、目先の値動きではやや下げ渋りジリ高となっていますが、方向感としては中立商状と言えるでしょう。一旦、緑チャネルを上抜いていますが、長期線に抑えられる格好となっており、このまま上値を目指すかがポイントとなりそうです。
トレード戦略
ドル円の1時間足のチャートは下記画像の通りとなっています。
1時間足
昨日のドル円は一日を通してジリ高の展開となり、一週間ぶりの高値である104.4円まで上値を広げました。移動平均線は弱い上昇トレンドとなっており、直近の値動きで緑チャネルを越えていることから、目線は中立やや上方優位として下記のような戦略で取引に臨みたいところです。
【ロング戦略】
下方緑チャネル反発後の104.1~104.2円でエントリーし、ストップはチャネル下の104円、イグジットは上方黄チャネルの104.6~104.7円
【ショート戦略】
①下方緑チャネルブレイク後の104.1~104.2円でエントリーし、ストップはチャネル超えの水準である104.3円、イグジットは下方黄チャネルの103.7円
②上方黄チャネル反発後の104.6円でエントリーし、ストップはチャネル超えの水準である104.8円、イグジットは下方緑チャネルの104.2円
ユーロドル相場の見通し(12月10日)
環境認識
ユーロドルの日足と4時間足のチャートは下記画像の通りとなっています。
4時間足&日足
また、テクニカル指標からわかる方向感は下記の通りです。
トレンドの向き | トレンドの強さ | |
---|---|---|
4時間足 | ↑ | やや強い |
日足 | ↑ | 強い |
ユーロドルの日足は引き続き上昇トレンドとなっていますが、四日続けて上ひげを付ける陰線となっており、目先は上値の重さを具現する形となっています。日足の形からは押し目買いが基本スタンスですが、目先のユーロ安の流れからしっかりと押し目を待ってのエントリーとするといいでしょう。
ユーロドルの4時間足も日足と同様に上昇トレンドとなっていますが、昨日も1.21400の更新に失敗する形となっており、更なる上値更新のハードルが上がったように見えます。また、チャネルを一段下げる形となっており、どこまで下値を拡大するかもポイントとなるでしょう。
トレード戦略
ユーロドルの1時間足のチャートは下記画像の通りとなっています。
1時間足
昨日のユーロドルはロンドン市場で上値の更新にトライしましたが、一時一昨日高値を越えましたが、その後は値を伸ばすことが出来ず、その後のNY市場で下方優位の展開となり、1.20800付近でクローズしています。長期的に抵抗線となっていた1.20000を大きく上抜けた後も高値圏を維持していますが、目先はやや上値の重たい展開が続いていることから、目線を中立やや下方優位として下記のような戦略で取引に臨みたいところです。
【ロング戦略】
下方緑チャネル反発後の1.20600でエントリーし、ストップはチャネル割れ1.20400、イグジットは上方緑チャネル1.21000や昨日高値である1.21400
【ショート戦略】
上方緑チャネル反発後の1.21000でエントリーし、ストップはチャネル越え1.21200、イグジットは下方の緑チャネルである1.20600や黄チャネル1.20200