本日のドル円とユーロドルのトレード戦略は以下の通りです。なお、使用しているチャート内のチャネルラインは、赤が週足、黄が日足、緑がそれ以下の足で意識されるラインです。
12月23日の主な経済指標
本日発表予定の重要度の高い経済指標*は下記の通りです。
- 08時50分:日 – 日銀・金融政策決定会合議事要旨
- 22時30分:加 – 10月 月次国内総生産(GDP)
- 22時30分:米 – 11月 個人消費支出(PCEデフレーター)
- 24時00分:米 – 11月 新築住宅販売件数 [年率換算件数]
※Yahooファイナンス 経済指標カレンダーより引用
なお、今週は欧米の多くでクリスマス休暇となることから、閑散相場となり、ボラティリティが拡大するなど独特の動きをする可能性があります。
ドル円相場の見通し(12月23日)
環境認識
ドル円の日足と4時間足のチャートは下記画像の通りです。
4時間足&日足
また、テクニカル指標からわかる方向感は下記の通りです。
トレンドの向き | トレンドの強さ | |
---|---|---|
4時間足 | ↓ | 弱い |
日足 | ↓ | 弱い |
【日足】
ドル円の日足は昨日陽線を付けていますが、引き続き下降トレンドであることには変わりません。一方で、株式市場やドルストレートの動きから直近はドル買いの流れが出ていることなどから、積極的に売りで入れる地合いではないでしょう。
【4時間足】
ドル円の4時間足も引き続き下降トレンドですが、直近は意識されるチャネルを越えており、移動平均線からもやや買い優勢の展開が続いています。また、このままチャネルを下割れすることなく維持することが出来れば、104円台も視野に入ってくるでしょう。
トレード戦略
ドル円の1時間足のチャートは下記画像の通りです。
1時間足
昨日のドル円は東京市場からロンドン市場にかけ、ボラティリティの小さい方向感のない展開となりましたが、NY市場から買いが優勢となり、103.6円台でクローズしています。
直近の値動きから長期線と同水準に位置しており、サポートされる展開となれば、さらに上値を広げる展開にもなりそうです。大きな流れは下目線ですが、直近のドル買い方向への動きを鑑みて、目線は中立として下記のような戦略で取引に臨みたいところです。
【トレードシナリオ】
チャネル反発やチャネルブレイクを明確に確認した後に下記価格でのエントリーを想定します。
エントリー | ストップ | イグジット | |
---|---|---|---|
long | 103.7 | 104.1 | 103.5 |
short | 103.6 | 103.8 | 103.2 |
ユーロドル相場の見通し(12月23日)
環境認識
ユーロドルの日足と4時間足のチャートは下記画像の通りです。
4時間足&日足
また、テクニカル指標からわかる方向感は下記の通りです。
トレンドの向き | トレンドの強さ | |
---|---|---|
4時間足 | ↑/→ | 弱い |
日足 | ↑ | やや強い |
【日足】
ユーロドルの日足は昨日大陰線を付けており、足元は下げ優位の展開となっているものの、引き続き上昇トレンドです。とはいえ、年末に差し掛かって相場が薄商いとなっており、積極的に買いづらい状況であることや、昨日や一昨日のような大幅なドルのショートカバーの懸念もあることから、しっかりと押し目を待って買場を探したいところです。
【4時間足】
ユーロドルの4時間足も大きな流れでは日足と同様に上昇トレンドですが、昨日は下値を大きく拡大し、一昨日の安値を実線レベルで下回っています。直近の下げ優位の展開などから、日足と同様に積極的に買いで入れる場面とは言い難いため、しっかりと押し目を待ってのエントリーとする方が無難でしょう。
トレード戦略
ユーロドルの1時間足のチャートは下記画像の通りです。
1時間足
昨日のユーロドルはロンドン市場で一時1.22500まで上値を拡大しましたが、その後のNY市場で大きく売られ1.21600付近でクローズしています。
長期足では上目線ですが、移動平均線の長期線も下抜いている点や、閑散市場下でのドル高展開も引き続き考えられること、ブレクジットやユーロ高牽制などのネガティブ要素もあることなどから、中立目線で下記のような戦略で取引に臨みたいところです。
【トレードシナリオ】
チャネル反発やチャネルブレイクを明確に確認した後に下記価格でのエントリーを想定します。
エントリー | ストップ | イグジット | |
---|---|---|---|
long | 1.21500 | 1.21300 | 1.21900 |
short | 1.21900 | 1.22100 | 1.21500 |